TC楽器の改造ギターコンテスト審査委員会が独断で選んだ審査結果の発表です。予想を上回る膨大なご応募数、そして高いクオリティのため審査は本当に悩みました。「笑って楽しみましょう」的な発想からスタートしたこの企画。中にはクオリティが凄すぎて惜しくも入賞できなかった作品もございますが、全ての作品に対してスタッフ一同、真剣に悩み、そして楽しませて頂きました。
ご応募頂きました皆様、本当にありがとうございました。

 

耕平様の作品

パフォーマンス性を上げるためにWネックにしてしまったという大胆な作品。ツートンカラーが鮮やかな見た目のインパクトは圧巻。左右のネックは全くの同スペックというある種ナンセンスさも改造ギターならではの楽しみだと思います。

 

岡雄二様の作品


レバー式のヴォリュームストッパーをつけて、ノブ内の切り欠きと合わせて好みの位置でヴォリューム操作ができるというストラト。派手さはないものの通好みの仕様でヴォリュームコントロールを重視するプレイヤーには役立ちそうなナイスアイディアです。

R.K様の作品


今回はデザイン的に優れた作品が多く激戦区となったデザイン賞。個性的かつシンプルに、そしてレトロ感漂うこの作品が印象的でした。TLのフロントPU4発というユニークなレイアウトも雰囲気にマッチしていると思います。
インパクト賞受賞者の作品

いちろー様の作品「よどとみし」


アコースティックギターのトップに穴を開け、レゾネーターにしてしまった大胆な作品。レゾネーター部にお鍋の蓋を、ブリッジ部にハーモニカを使っているのもユニークで、ボディトップのペイントもマッチしたアーティスティックな作品です。

のりゆき様の作品


TEJとシェルトップをドッキングさせてしまったこの作品。丁寧に貼られた貝のインレイにアーティストさんへの愛が感じられます。高級感溢れるルックス、しかしながらお金はほとんどかかっていないという部分にも好感が持てます。

サラーム・ソブ様の作品


なんと18弦仕様のシタール風ギター。そもそもは反って弾けなくなってしまったネックを切断し、スクエアネックとして蘇らせたという力作。インド音楽を愛するスライドプレイヤーさんのガッツが溢れる作品です。

SHUTA様の作品


大爆笑改めハッピースマイル賞です。今回は本当に真剣な作品が多く、「大爆笑」などと言ってしまっては失礼なものばかりでした。そんな中、見る人を楽しい笑顔にさせてくれたのがこの作品。LPタイプのギターを大胆にカットして、見るからに楽しそうなトラベルギターに仕上げています。こうした自由奔放な発想が改造ギターのそもそもの楽しさなのではないかと思いました。

MINAMI様の作品


なんとバイオリン。おなじみブルーフラワーのフィニッシュですがバイオリンだとこんなに新鮮。見るからに楽しげな雰囲気になっていますね。

yutakarocks様の作品


盾をモチーフにしたというインパクトのある作品。衣装ともばっちりマッチしていますね。

グリーンバックテキサス様の作品 ‘THE TEXAN’


ジョニー・ウインターへの思いを込めて作られた作品だそうで、テキサススピリットに溢れています。

ご応募いただいた皆様へ

これ以外にも個性溢れる沢山のご応募を頂きまして、本当に断腸の思いで選ばせて頂きました。数多くの作品に楽しませて頂いた分、審査することがこれほどつらい思いになるとは予想外でした。ご応募頂きました全ての皆様に厚く、熱く御礼申し上げます。今回はとても充実したコンテストとなりました。ご好評頂けるようでしたら今後、第二回も企画していきたいと思います。皆様どうぞよろしくお願い致します。